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口頭

断層が地質環境に及ぼす影響に関する検討; 瑞浪超深地層研究所における事例

笹尾 英嗣; 石橋 正祐紀; 窪島 光志*; 村上 裕晃

no journal, , 

断層活動による破砕やそれに伴う透水性の増加は、地層処分に影響を及ぼす事象であるため、これら事象の影響範囲を知ることが重要である。そこで、瑞浪超深地層研究所で認められる断層を事例として、割れ目頻度、割れ目充填物、および割れ目周辺の母岩の変質に着目し、それらの特徴と断層の関連についての検討を行った。その結果、割れ目は断層周辺で比較的多く、母岩の変質と割れ目充填物も断層近傍で多く認められることが明らかになった。変質や充填物の存在は、熱水の流入を示唆することから、断層周辺では断層活動に伴って割れ目が開口したことを示すと考えられる。今後は、破砕や粉砕などのせん断変形の有無を把握するとともに、熱水の流入が断層活動に関連するものかどうかを明らかにすることによって、断層の影響範囲を検討していく計画である。

口頭

瑞浪超深地層研究所深部地下水中での微生物活動による硫酸還元反応と硫黄同位体分別

廣田 明成*; 東郷 洋子*; 伊藤 一誠*; 鈴木 庸平*; 福田 朱里*; 今野 祐多*; 角皆 潤*; 小松 大祐*; 長尾 誠也*; 岩月 輝希

no journal, , 

瑞浪超深地層研究所において、地下の微生物活動の影響を評価するため地下水中の各種溶存化学成分の濃度と硫酸イオン、硫化物イオンの硫黄安定同位体比の測定を行った。その結果、硫酸イオンと硫化物イオンの同位体分別係数は20-60‰であることが明らかとなり、地下深部の環境条件下において、硫酸イオン濃度が低い場合でも大きな硫黄同位体分別がおきる場合があることが示された。

口頭

高速増殖原型炉もんじゅ敷地内破砕帯の調査結果

石丸 恒存; 島田 耕史; 末岡 茂; 安江 健一; 丹羽 正和; 梅田 浩司

no journal, , 

高速増殖原型炉もんじゅにおいては、平成25年9月末に原子力規制委員会より更なる追加調査計画の策定の指示が出されたことを受けて、もんじゅ敷地内破砕帯等の追加調査を実施し、平成26年3月末に「全体とりまとめ報告」を原子力規制委員会に提出した。もんじゅ敷地内破砕帯については、剥ぎ取り調査範囲を拡充して調査を進め、敷地周辺の陸域及び海域については、山地/段丘境界での地形・地質調査、沿岸海域での海上音波探査等を追加で実施した。これまでに取得したデータからは、敷地内破砕帯に活動的であることを示す証拠は認められず、敷地周辺の陸域及び海域においても、既に活断層と評価されている白木-丹生断層以外に、活断層に関連する構造は認められていない。敷地内破砕帯は、最新活動面で確認された黒雲母の塑性的な変形から、地下数kmの深部環境下で形成された第四紀以前の古い時代の地質構造であると解釈される。

口頭

活断層露頭における黒色土の放射性炭素年代の深度分布によるイベント認定の試み

安江 健一; 廣内 大助*; 松原 章浩; 國分 陽子

no journal, , 

地層処分のサイト選定や原子力施設の耐震評価においては、断層の活動時期の把握が重要である。活断層の活動時期を正確に把握するためには、断層周辺の堆積物について確度の高い堆積時期の決定が必要である。そのため、本研究では、断層周辺の黒色土を用いて、深度方向に連続的な放射性炭素年代の分布を明らかにし、活断層の活動に係るイベントの認定について検討した。測定試料は、横ずれ活断層である阿寺断層のトレンチ壁面から採取された黒色土である。測定の結果、約1万$$sim$$2千年前の値が得られ、深度が浅くなるに連れて若くなる傾向が認められたが、一部で速度が速くなる部分(約7,500年前、約2,000年前)や年代値が逆転する部分(約6,000年前、約4,000年前)が存在する。これらは、断層変位の低下側での堆積量の増加、断層変位や地震動による崩壊に伴う下位層の混入が考えられる。このように、黒色土の放射性炭素年代測定を連続で行うことで、これまで見落とされていた地質イベントも検出できる可能性がある。本結果の解釈については、阿寺断層全体の活動セグメントの問題も踏まえて慎重に検討する必要がある。

口頭

地質環境の長期予測と不確実性の検討

梅田 浩司; 安江 健一; 石丸 恒存

no journal, , 

地殻変動に伴う将来の地下水流動の変化を把握するため、岐阜県東部の木曽山地から濃尾平野に至る木曽川・庄内川流域について過去150万年間の地形・地質構造を復元した。さらに定常状態を仮定した飽和不飽和三次元浸透流解析を実施するとともに、地質学的に大きなイベントがあった150万年前, 110万年前, 60万年前、現在について、庄内川中流域の地下1000mのダルシー流速を推定した。過去数十万年程度のダルシー流速の変動傾向をそのまま外挿しても将来十万年程度であればダルシー流速には大きな変化が認められない。しかしながら、110万年前の山地や平野を形成するような地質イベントが現時点で開始したというシナリオを考えた場合、予測結果にはダルシー流速で2桁程度の不確実性を見込む必要がある。

口頭

Web版 新岐阜県地質図「ジオランドぎふ」; ジオパーク構想への素材の開発

小井土 由光*; 棚瀬 充史*; 加納 隆*; 小嶋 智*; 笹尾 英嗣; 鹿野 勘次*; 木澤 慶和*

no journal, , 

岐阜県においては、全県をカバーした地質図である「岐阜県地質鉱産図及び概説」が発刊されてから約45年が経過した。この間、地質学的にめざましい研究の進展がなされてきている。このため、最近の知見に基づいて、5万分の1スケールの岐阜県地質図の作成を行った。本地質図はWeb上での利用を想定している。本講演では、地質図作成の背景と意義、地質図の特徴について述べた。

口頭

日本列島の地下地質図の作成

石丸 恒存; 小堀 和雄; 梅田 浩司; 中司 昇

no journal, , 

日本列島の地下における地質・地層の分布状態および地質構造の概略を全国規模で把握することは、放射性廃棄物地層処分やCO$$_{2}$$地中貯留等といった地質環境の長期的利用の観点から重要である。日本列島の地下地質に関する情報としては、既存の地質図幅にいくつかの鉛直断面図として報告されているが、全国レベルでの水平断面図として取りまとめられた例はない。われわれは、既存の鉛直断面図の情報のほか、ボーリングデータを一元的にとりまとめ、海抜0m、海抜-500m、海抜-1000mの水平地質断面図を作成した。

口頭

ジオパーク構想に向けた素材としてのWeb版 新岐阜県地質図「ジオランドぎふ」の開発

棚瀬 充史*; 小井土 由光*; 大庭 哲哉*; 加納 隆*; 小嶋 智*; 笹尾 英嗣; 鹿野 勘次*; 木澤 慶和*

no journal, , 

岐阜県においては、全県をカバーした地質図である「岐阜県地質鉱産図及び概説」が発刊されてから約45年が経過した。この間、地質学的にめざましい研究の進展がなされてきている。このため、最近の知見に基づいて、5万分の1スケールの岐阜県地質図の作成を行った。本地質図はPCネットワーク利用環境下でのWeb-GISによる利用を想定して作成した。本講演では、システムの概要を紹介した。

口頭

江若花崗岩中の小規模破砕帯の剪断センスの逆転

島田 耕史; 石丸 恒存; 末岡 茂; 安江 健一; 丹羽 正和; 梅田 浩司

no journal, , 

日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ(以下「もんじゅ」)は、若狭湾に面した敦賀半島を構成する約68Maに固結した江若花崗岩を基礎岩盤として立地しており、敷地内破砕帯調査が進められてきた。本報告では、建設時の岩盤検査で認められたa破砕帯の北方延長部で実施した剥ぎ取り調査範囲の破砕帯における微小構造の記載と剪断センスの逆転を紹介する。剥ぎ取り調査地点には、北北東および東北東方向の走向を持ち、東ないし南に高角度傾斜している2系統の破砕帯が発達している。肉眼的特徴から花崗岩中の破砕帯は2種類に分けられる。破砕帯のずれの方向の逆転が認められた。逆センスの変形は、過去の剪断変形構造を全体的に改変するほど顕著ではなく、細粒部の中に過去の剪断センスを示す構造が残存している。このことから、最新活動時期の変位量は小さい。2系統の破砕帯の剪断センスの順序は、東北東系の破砕帯は左ずれの後右ずれ、北北東系はその逆である。

口頭

放射性物質の移動挙動評価に係る森林における長期モニタリング,2

阿部 寛信; 石井 康雄; 新里 忠史; 三田地 勝昭; 渡辺 貴善; 佐々木 祥人

no journal, , 

福島長期環境動態研究(F-TRACE Project)の一環として、福島県内の山地森林において、樹幹流や表面流とそれに伴って移動する土砂等の長期モニタリングを実施している。2013年度に実施したモニタリングの結果、樹幹流から、数から数十Bq/L程度の放射性セシウムが検出された。また、地表面を移動する水および土砂(固相)については、固相の放射性セシウム濃度は、表面流の濃度より1から2桁高い傾向にあり、固相中の泥質のフラクション(粘土$$sim$$シルトサイズ)の濃度が高いことが明らかとなった。

口頭

地層処分の社会的受容の要因は何か?; 社会心理学的視点から

大澤 英昭

no journal, , 

NIMBY(Not in my back yard)的特徴を伴う施設の立地は、社会全体での受益と周辺住民の受苦との不均衡があるため、その合意形成は容易ではない。本講演では、NIMBY的特徴を持つ典型的な事例である高レベル放射性廃棄物地層処分を取り上げ、日本などで行ったこれまでの調査の概要とその社会的受容の要因を紹介する。

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